秋の!北海道一周自転車旅 1日目 2017/9/2 新函館北斗〜長万部

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はじめての野宿〜新青森駅〜

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寒さと不安で5回ぐらい起きたんだと思う。新青森、結構きれいな建物だった。

はじめてと言っても、昔入っていた大学の自転車サークルで野宿したことはあった。

しかし、1人で知らない土地で、テントも建てず、いつも新宿駅西口にいる光景の当事者になるとは。

実は、この駅。

駅員が昨日言っていた「深夜0時になると中は閉まる」というのが

どうやら違ったらしく、試しに深夜3時ごろにトイレを借りに言ったら普通に構内は開いていた。

それどころかもう少し伺ってみれば同じく始発を待っている人たちが

自分と同じように(この人たちは屋根あり暖房ありだけどね)床に寝転んでいて、

真面目に寒空のなか寝ていた自分が馬鹿みたいだった。

本当に駅周辺何もない。新幹線の駅だよ??

青森は同窓会、めっちゃアナログで募るやん。

吹奏楽部の定期演奏会のチラシかと思ったわ。

新青森から新函館北斗行きの始発は朝6時半。

荷物を撤収し、歯を磨き、家から持ってきた1kgの

フルーツシリアルをラッパ飲み(?)し、

30kgもある荷物を担ぎながら、新幹線へ。

荷物が多すぎて何にも写真撮れてない。

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始発に飛び乗り今度こそ北海道へ。

青函トンネルを潜る時はワクワクしていたが、

実際には入り口も分からずいつの間にトンネルに入っていた。

ちなみによく質問されるが、

青函トンネルは鉄道のみのトンネルで、自動車や自転車は通行できない、通行すると

史上初の人身事故になるだろう。

 

祝!北海道上陸

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函館といえばあの夜景を思い浮かべる人も少なくないはず。

北海道にしては都会で、港町で、赤レンガがあって、

欧風シャレオツ海鮮天国。

 

しかし、この新函館北斗駅はまるで詐欺かのように何もない。

 

大袈裟だろ?何もないって言ってもドンキとか駅ビルとか、丸善みたいなでかい本屋とかあるんだろ??

 

いや、あるのは気持ち程度のビジネスホテルと、レンタカーと、畑。

 

この駅、正式には北斗市に位置し、函館の「は」の字もない。

函館まで約20km(!)、畑の中に無理やり作ったらしい。

 

最初に函館を観光したい気持ちを早速妥協。

このままだと一番近い函館を最終日に回すことになるな…まわる順番的に。

 

 

萎えた気持ちをなだめながら、

チャリンコ装備に着替え、荷物を自転車に取り付ける。

何故だか自転車輪行中にパンクしていたので修理。

 

寂しくて無駄にツイッターを開く。

朝食を食べる。

 

現在11時。この駅についてすでに2時間経過。

東京に帰ろうかな。

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駅前には北海道の大部分を占めるコンビニ「セイコーマート」の系列店(ハマナスクラブ)があった。

並んでいるのはほぼセコマ(=セイコーマートの略)の商品と変わらず。

北海道旅人界隈で有名なセコマの100円パスタは本当に存在した!(今は値上げしたけど)

安いくせにむちゃくちゃうまい。

カップ麺食べるよりよりも全然健康的だし、味がいい。

関東のコンビニもセコマクオリティを見習ってほしい。

この日の気温19.2度。前日の東京は30度だった。

新青森での野宿もかなり寒く、旅初日にして風邪気味。大丈夫かな、この旅。

 

 

 

出走〜国道5号線 北斗市〜

いざ走り出す。

当たり前のように道路に農耕車が走っていた。さすが北海道。

北斗市を抜け、七飯(ななえ)から国道5号線に入る。f:id:kurinikomi-hara:20170925200419j:image

あれ??想像していた北海道と全く違う。

平原の中をだだっ広い直線道路が続くイメージをまんまと覆された。

もろバイパスやんけ。

80〜100キロでぶっ飛ばす車。おまけに路肩は小石だらけ。初っ端から試される大地すぎる。。。

バイパス区間が終わり、七飯町の国定公園 大沼公園あたりから車の流れが穏やかになった。やれやれ。

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七飯町から森町に変わる。

国道5号で最初に現れた道の駅 You 遊 もり。北海道内に道の駅は119箇所もあるみたいよ。

 

走っていて気づいたけど、ギアの調子が悪い。うまく入らない。

 

意外にアップダウンの多い道だから、うまく入らないとものすごくストレスが溜まる。

 

調べてもこの先自転車屋なんてずっとないぞ〜〜。

この道の駅、キャンプ場も併設されている。

真っ昼間にして、今日はここで寝てしまいたいくらいだった。

 

北海道らしい景色へ

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しばらく走り、ようやく北海道らしい気持ちのいい海沿いに入る。

反対側を走る何人かの北海道チャリダーとすれ違う。

 

路肩にはオニヤンマやらタヌキやらヘビやらが轢かれてて、バリエーションの豊富さに雄大な自然を感じる。

路肩で死んでいるのは、道路上の遺体を路肩に持ってきたのか、

はたまた路肩に出ると死んでしまうフラグでもあるのか。

路肩を走る自転車、踏みすぎて祟られそう。

八雲(やくも)町。

約2時間40km、漕ぎ続けて流石に疲れた。

途中の自販機で休んでいると、北海道ではじめて声をかけられた。

軽トラに乗った爺さん。タンクトップ姿、日焼けで真っ黒、そして特徴的な歯(すまぬ)。

 

爺さんから得た情報をまとめよう。

・この先一番大きい街は長万部(おしゃまんべ)

・自転車屋はこの先にある国縫(くんぬい)という駅にあるが、バイクの修理の傍らでやっているので多分期待できない。

・土日はやっていないお店が多い

・長万部から先は峠越えになる。

・クマは出るらしいけど、生きてて見たことがない。

 

気がつけば、北海道の爺さん、訛りや方言が少ない!地方によっては7割型聞き取れない場合もあるが、

ありがたいことにいろんな情報を手に入れられた!

にしても、こんなに何にもない道路ってあるんだね。

工場とかコンビニとかあるわけでもなくて、ひたすら草原。

さすが試される大地。

 

長万部に期待

長万部(おしゃまんべ)

おしゃまんべって口で発したくなるよね。

この町、何故だか昔から知っていたんだけど、

実は18~19歳だけ謎に多い地域。高齢化のご時世で。

 

東京理科大のキャンパスがあるんですよ。

理科大の中でも偏差値が”お買い得価格”の基礎工学部というのがあり、

この学部の1年生はこの地に強制送還される。1年間。

全寮制なので逃げられません。受験して合格した後に北のチケットの存在を知る、みたいなパターンもあるらしい。

 

自分は大学受験の知識だけ無駄に知っていた(=勉強はしなかった)ので、この長万部だけ知っていたのだ。

 

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遥か前方に、中年サイクリストのロードバイクが35km/hほどで走っていた。

風抵抗を減らすために、おじさんの後にぴったし着くも、

荷物の差が全然違った。こちとら荷物で30kg、相手は小さいリュックのみ。

引き離されてしまった。

長万部駅が見えてきた!

長万部駅の周りに何かあるだろう、と思っていたが

全然駅が小さかった…

古めの住宅街の中に駅がポツン…

あるのは駅の中の観光案内所と、離れたところにドラッグストアとセブンイレブン。

 

 

このまちに唯一、自転車屋があると聞いたのだが…もう閉業してしまっているとの噂。

オーナーが96歳?になるらしく、もうさすがに修理ができないようだ。

 

諦めるか…

 

先ほど前を走っていた中年チャリダーとタバコを吸いながら少々語り(東京出身。手ぶらでホテル泊まりの独身貴族旅をするらしい)、その後駅の観光案内所でスマホを充電させてもらいながら、情報収集。

これから先は峠になってるから今日はテントを張った方がいいよ!とのこと。

近くに長万部公園というでかい公園があり、キャンプ場として使ってもいい、との情報を得た。

 

また当時の1年前の台風の影響で北海道内走れない道も多いらしい。この地で知ったため、事前に調べた計画は初日にして崩れた。

 

長万部は温泉街。いろいろな旅館が日帰り客にも温泉を開けている。

その中でもリーズナブルな丸金旅館の温泉(500円)につかり、疲れを癒す。

http://www.marukinryokan.jp/source.html#日帰り入浴

古き良き旅館。温泉は熱く、塩分強め。飲用可。

 

風呂から上がると、日も暮れ、街は真っ暗。

 

コンビニで夕食を買い、例のキャンプ場まで少し丘を登る。

 

初日の寝床

向かっている最中に、ネコ?タヌキ?らしきものに会う。

…よく見たらキツネだった!!人生ではじめて野生のキツネをみたが、

北海道では日常茶飯事らしい。カメラを向けた瞬間に逃げられた。

長万部公園。土曜日だということもあって、たくさんキャンパーがいた。

人がたくさんいて良かった…!!!

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ひとりでテントを張るのは実はこの時が初めて。

色々手こずってしまい設営に1時間かかってしまった。

 

今日1日だけで、だいぶ緊張と不安、ストレスを感じてしまい胃がいたい。

いっそ函館に戻って帰ろうかな、引き返すなら今だな、とかネガティブな思考になっていた。

 

 

約90kmの走行。早速計画倒しの短距離になった。

何せ自転車のギアが壊れているのがしんどい。

ここから約2500kmの道のりなのに、しょっぱなからどうするんだろ。いつ治せるんだろ。

親からLINEがきた。「あんたも馬鹿だね。引き返すなら今だぜ。」

 

….とりあえず寝よう。

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